格安SIMの落とし穴 Data : 2020.12.21
こんにちは。
IoT mobileの原田です。
今回は格安SIMの落とし穴についてお話ししましょう。
IoT導入に関して必要な費用は2つです。
「初期導入費」
と
「月々のランニング費」
です。
お客様によっては、月々のランニング費用を抑えるために
「格安SIMで通信したい」
と言われる事がありますが、この格安SIMは要注意です。
よくある失敗例をお話ししましょう。
TVCMなんかで最近よく目にする「月々100円SIM」がありますが、
よく見ると小さな文字で
「1カ月●●MB以上の利用は●MB毎に○○円の追加請求になります」
や
「1カ月●●MB以上の利用は超低速通信になります」
と記載されているのです。
なので、100円SIMで安いからと言って導入してしまうと、1カ月後に請求が
「思ったより高額になった」
や
「データが全然取得できていない」
いった話はよくあります。
決して、この様な格安SIMはダメだ!と言うお話ではありません。
例えば、月に1度や2度の通信頻度の場合はメリットがあります。
例をあげるなら、
「ガスや電気のメーター検診」
はいい例ですね。
よく、マンションなどの廊下でガスメーターの検診をされている方がいますか、あの方達は月に一度の検診です。
検診メータに通信モジュールをつける事で、数千、数万のメータ検診を一度に収集する事ができます。
この様な使い方の場合は格安SIMのメリットは大いにあります。
しかし、毎分通信を行なったり、1日に数回通信を行ったり、GPSで位置情報を追随する場合は不向きなんです。
この場合は、月々の費用が数千円から数万円になることも少なくありません。
また、IoTの通信システムの構築方法によって1回の通信容量は大きく異なります。
この辺りは、実際にシステムを依頼する際に提供会社と詰める必要があります。
「IoT導入したのはいいけど、月々の費用が人件費より高額になってしまった」
こんな話はよく弊社に寄せられます。
導入の際には、月々のランニング費用までしっかりと検討した導入を行っていきましょう。