LPWAとは? Data : 2021.01.04
こんにちは。
IoT mobileの原田です。
今回はLPWAについて書きたいと思います。
詳しくは知らなくても名前だけは聞いた事があるって方は多いのではないでしょうか?
ここでは、小難しい話はしません。
ザクッとLPWAについてご理解頂ければと思います。
LPWAを簡単に言いますと
「低消費で、安くて、広い範囲の通信を可能にした通信規格」
です。
LPWAと呼ばれる通信の種類はいくつかあります。
有名どころで言うなら
「Sigfox」「ELTRES」「LoRaWAN」「Cat.M1」「ZETA」などなどですかね。
私たちが一般的に使っている携帯などのSIMはdocomo社でも、SoftBank社でも、au社でもさほど通信に差はありませんが、LPWAは違います。
価格はもちろんですが、通信が通常のSIMの様に双方通信が可能なものもあれば、片方通信しかできないものがあります。
価格帯も月に数十円から数百円のものに分かれますが、共通の認識は以下の通りです。
「通信が遅い」
「小さなデータ数しか送れない」
です。
ですので、GPSで位置情報をリアルタイムに追跡する様な場合や、通信速度を求められる様なソリューションにはあまり適していません。
一方で、1日に1回決められた時間にデータを送る場合や、1週間に1回程度しか通信をしない様なソリューションに向いています。
また、IoTを導入する際に必ずといっていいほど課題になるのが
「電源」です。
普段からデバイスをコンセントに繋いで供給できる場合はいいですが、充電型のデバイスや電池稼働のデバイスの場合、電池交換が1週間に1回や、月に1回も必要だと、現場の手間が増えてしまいます。
その点、LPWAは省電力の特徴を兼ね備えているので、通信回数にもよりますが5年や10年電池交換不要なんて話もよく聞きます。
実際、IoT導入を検討の際は是非LPWAも検討されてはいかがでしょうか?